『ウタカゼ・メルヒェン』というTRPGを一言で表現してしまえば、それは「可能性」かな? と想っています。
『小さな勇者のRPG ウタカゼ』が「勇者」の物語であれば、『うたの魔法と小さな剣のRPG ウタカゼ・メルヒェン』は「成長」の物語です。冒険者のウタカゼは、これから世界を変えていくようなさまざまな「可能性」を秘めている。
たとえば、『ウタカゼ』が初心者向けで、『メルヒェン』は上級者向けと区別されるのは、私としては不本意で、ちょっと誤解があります。『メルヒェン』は60分という短時間で、初心者が簡単に遊ぶことができます。そういうことができるシステムにしている。それでいて、『メルヒェン』は3時間くらいで、遊びなれた人が考えながら、攻略するゲームもできる。これもまた、そういうシステムをもっているのです。つまり、システムのなかでの「可能性」です。
まるで、オモチャのブロックのように、様々な「可能性」の凸凹が、ウタカゼ、竜がかたちをなす大地、ゲームシステムにあらかじめセッティングされている。
それこそ、世界設定でいえば、コルトアが遺した「竜の物語」は、ちょっと謎めいていますよね。ウタカゼは「竜の物語を受け継ぐもの」なのだけど。これも謎めいています。
想いがかたちをなす大地のウタカゼは、龍探しで龍を見たら、ウタカゼになって、髪と瞳が多彩の人になる。
じゃあ、竜がかたちをなす大地のウタカゼは?
と、なるのですが。これは「竜の物語を知っている」からなのです。コルトアが影の竜から受け継いだ力で、ウタカゼならばみんなが持っている力です。ウタカゼたちは、ほんとうに、あたりまえのように使っている力なので、TRPGの世界設定として、あらかじめ、書いておく必要はなかったのです。でも、あと、もう少ししたら、お話できると思います。
200字という約束だったのですが。その10倍近くは書いてしまったかもしれません。ごめんなさい。
今回は、このシリーワークスさんのコンベンションで、『ウタカゼ・メルヒェン』のどのような新しい「可能性」が発見されるのか、とても楽しみにしています。
どこか懐かしい歌と風が流れる、この大地で、みなさんと楽しい冒険ができれば幸いです。

小林正親

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